現代法学部
古賀 絢子 准教授ゼミ
#民法 #家族法
夫婦は同じ氏を名乗る、父母は子育ての責任を共に負う―このような家族にまつわる「当たり前」は、実は法がわざわざ定めたルールです。それは何故か、それは妥当かを、今一度立ち止まってじっくり考えてみることで、「家族」と「法」のそれぞれに対する理解と問題意識を深めることが、このゼミの目標です。
授業では、子ども・大人・高齢者といった各ライフステージにおける家族問題を素材に、法解釈論を学びます。子どもから大人への端境にある大学生の皆さんが過去を振り返り、未来に想いを馳せながら、それぞれが生きていく上で、何かしら「家族」と向き合う際に助けとなる経験を、共に重ねられればと考えています。
また、近時活発な法改正の動きもとりあげます。現代家族をめぐる実態や意識の変容を捉え、あるべき家族法の姿を考える中で、背景にある現代社会の問題にも目を向けます。
ゼミでの勉強はグループワークによる検討や報告が中心です。共同作業の面白さと難しさも、一緒に体験して欲しいと思います。
民法(家族法)
民法(家族法)/民法(債権担保法)