事例に学ぶ独占禁止法

独占禁止法の勉強を通じビジネスと競争のルールを知る

公正取引委員会の行政処分や判例、GAFA を代表とするデジタルプラットフォームを題材に、独占禁止法の基礎概念・問題点について議論しています。小説やテレビドラマ「競争の番人」では、ウェディング業界のカルテル、花屋に対するホテルチケットの押し付け販売、ファッションプラットフォームとウソのレビュー、建設業界の官製談合事件などが取り上げられました。これらの例をみても違反行為で直接の不利益を受けるのは消費者や中小企業であることがよく分かります。独占禁止法の知識がしっかりしていれば民間企業に就職した後、契約交渉場面で不利益行為をきっぱり断り、自社のビジネス計画を有利に展開していくことも可能です。このゼミでは、グループ発表、外部講師の招待や、夏休みの合宿などを通じて、ゼミ員同士の交流・気付きの機会をふんだんに用意しています。東経大OBの公正取引委員会現役職員を招いた独占禁止法教室では、講・
教員もうなるほど活発な議論・質問が行われました。ゼミ創立から２年目ですが、一人一人の積極的な参加で新しいゼミの歴史を作っています。