経済思想と経済問題

過去の経済思想を現代の経済問題に活かす

経済学には時代を超えて参照され続ける名著がたくさんあります。それらはだいぶ昔に書かれたものでありながら、読まれ続けているために、古典と呼ばれています。スミスやマルクスなどがその代表的な例ですが、これらは昔話として読まれているのではありません。現代でも読み継がれるのは、これらが現代の経済を考えるためにも役立つためなのです。
このゼミでは、こうした古典的な経済思想を学び、それを現代の経済問題を考えるために活用することを目的とします。古典的なテキストそのものは難解なことが多いですが、その解説書などを手掛かりにしながら、思想の概要をとらえたうえで、現代の経済問題に対して、この思想をヒントにした解決策を考えることが、主な内容です。テキストの輪読と、経済問題についての調査、それらをまとめたプレゼンテーションの作成が、主な活動になります。経済思想の蓄積が現代の課題にどう活かせるかを、一緒に考えていきましょう。