経済学部
岩田 佳久 教授ゼミ
#貨幣 #銀行/金融 #経済学原理 #現代資本主義
現代の貨幣は「信用貨幣」とよばれるもので、銀行の貸出を通じて発行されます。一般には、銀行は「預金を集め、それを貸し出す」と思われることも多いですが、実際には銀行の貸出によって新たな貨幣が、主に預金通貨の形で創出されるのです。このメカニズムは「内生的貨幣供給理論」とよばれるもので、経済学の原理や銀行の実務、さらに簿記会計の仕組みについての学習から深く理解できます。このような学習を通じて経済学の学問的な視点から、現代の資本主義におけるキャッシュレス化や金融の仕組み、さらに信用恐慌など景気変動についての知識も深まるでしょう。
1学期は経済学の基礎的な理解のために、テキストの読解とその報告を中心に進みます。続いて2学期では各自が研究テーマを選び、年度末レポートへと取り組みます。2学期の研究報告ではディベート形式も取り入れて、多様な視点を養成します。
ゼミでは気さくに質問や議論ができることを大切にしています。ちょっとした疑問を丁寧に議論することで、大きな発見や理解の前進につながるからです。
経済学原理/現代資本主義論/貨幣論
経済学原理/景気循環論