経済学部
小川 英治 教授ゼミ
#国際資本移動 #為替相場 #国際通貨体制 #国際通貨危機管理
現代のグローバル化した経済では、日本の企業はもちろんのこと、私たちも何らかの形で外国経済と関わっています。それは、モノの取引やヒトの移動のみならず、国境を越えたおカネの取引としても現れています。そのようななか、2008年にはアメリカの一投資銀行のリーマンブラザーズの経営破綻が世界金融危機に発展しました。また、新型コロナウィルスの世界的な感染拡大は、ヒトの移動によって引き起こされたものですが、コロナ危機として各国経済に甚大な影響を及ぼしました。その影響は、世界経済とおカネの流れに構造変化をもたらしています。
本演習では、国境を越えたおカネの取引に焦点を当てて、国際金融面へのコロナ危機の影響も含めて、実際に起こった国際金融に関する出来事を取り上げて、国際資本移動や為替相場を中心としながら、国際金融をめぐる諸問題について考察することをそのねらいとしています。その際に、それらの問題について、①実態としての把握と②それらの発生メカニズムの理解と③証拠に基づく政策の提言に力点を置きます。
国際金融論
国際金融論/国際経済学