経済と社会のなかの社会保障

社会保障を「敵」ではなく「味方」にする

「どうせ自分たちは年金をもらえない」「少子化対策って効果あるの？」…　世の中には社会保障に対する不信や不満、あるいは誤解があふれています。その一方で、社会保障ほど我々の生活と密接にかかわっている制度は少ないです。現代社会を生きる我々は、生まれる前から死ぬまでなんらかの形で社会保障とかかわっています。社会保障について何も知らないとどこかで「損」をするかもしれません。また、社会保障関連の支出は家計や一国の経済の中で大きな比重を占めています。いまや社会保障を抜きにして経済や財政、あるいは家族も語ることはできません。
このゼミは重要だが難しそうな社会保障について、みんなと切磋琢磨しながら勉強するゼミです。前期は、「デジタル化」や「育児支援」など毎年異なる専門テーマを設定して、文献を読んだりグループ研究をします。後期は、他のゼミとの合同ディベート大会やゼミ研究発表会での発表を目標に、専門テーマ以外の福祉や労働、社会保険などについてさらに広く、深く学びます。