経済学科・国際経済学科
経済の仕組みを学んで、個人の幸せと社会全体の幸せを
同時に達成できる社会経済の実現をめざします
財政や金融、労働や社会保障、環境やコミュニティなど、日々の暮らしに深く関わる分野を経済学の観点から学びます。世の中の多岐にわたる経済・社会問題を、理論的、歴史的に理解し、実証的に分析できる能力を養成します。
欧米諸国や成長著しいアジアの経済を深く学ぶとともに、国際貿易、国際金融、開発協力など日本と世界との深いつながりを経済学の観点から学びます。国際社会の多様性を深く理解し、グローバル社会で活躍する人材を育成します。
財政学は、あらゆる社会問題が関連する分野です。ゼミではテーマの選定も学生が行います。そのときどきに話題になっている題材が挙がることが多く、今年は「新NISAの良し悪し」や「消費税減税の是非」のほか、「男女の賃金格差」「年収の壁」等も候補になりました。テーマを掘り下げるにあたっては、そもそも「是非」とは何かを考えることも必要です。教科書やインターネットの情報は本当なのかといった情報リテラシーも欠かせません。
夏と冬には、経済政策を研究する他大学のゼミも集まるゼミ交流大会に参加します。勝敗を分けるディスカッションやプレゼンテーションの練習、論文作成等を通じて、話す力と書く力を伸ばします。これらの力は筋肉と同じ。繰り返すことで鍛えられ、当初は引っ込み思案だった学生も、驚くほど積極的に発信できるまでに成長します。私のゼミの密かな目標は「東経大で一番食事に行くゼミ」にすること。一生の友達ができることもゼミの大きな魅力です。ゼミで学術的な議論をした後に、楽しく食事を囲んで交流することで、絆がより一層深まります。
将来、公務員をめざしていることから、社会の仕組みを理解しようと佐藤先生のゼミを選びました。1期は毎週、各学生が関心のある社会問題を取り上げ、調査・議論・発表をします。私は「母子家庭への児童手当は十分か」というテーマを提案。 財政面や国際比較など多様な視点でとらえることで、思考力が高まりました。2期に取り組む、他大学のゼミと議論をするゼミ交流大会も面白いです。ディスカッションや発表、論文作成を通じて、データに基づく思考や自分の意見を言葉にする力が鍛えられました。