こんにちは。学生相談委員の高井良です。今年の夏は、とにかく暑く、頭が通常運転することが難しかったような気がします。この暑さは異常気象だと言われていますが、毎夏のように観測史上初の異常気象と叫ばれていますので、もうこれが平常だと肚を括らなくてはならないのかもしれません。すると、通常運転と思っていた私の頭の水準ももはや過去のもので、これからはポンコツ運転を平常だと思わなくてはならないようです。
さて、この夏、酷暑のなか、ある大学の集中講義に出かけておりました。授業が終わったあと、一人の学生さんがやってきて、ほんとうは誰もが何らかのハンディキャップをもっていて、誰もがマイノリティの立場にもあるのではないかと語ってくれました。これを聴いて、なるほどと唸らされました。そして、マイノリティを排除しようと声高に叫んでいる人たちは、自分自身の「弱さ」を認めることが怖いのではないかということに思い至りました。自分にもいろんな「欠け」があると話していた学生さんの「弱さ」を直視できる「強さ」に感心しながら、自らの「欠け」や「弱さ」を自覚できたからこそ、人類は、他者と協働することを大切にし、豊かな文化を育んできたのだと気づかされました。自らの「欠け」や「弱さ」を認めなくなった時点で、人類は滅びへの道に進むのではないか。これが、この夏、ポンコツな頭で、私が学び、考えたことです。
このエッセイを読んで、自らの「欠け」や「弱さ」に向き合ってみようかなと思ってくれた方、あるいは向き合いたくないなあと思われた方、学生相談室は、皆さんをいつでもお待ちしています。夏の疲れが出やすい季節、どうぞご自愛ください。
※医師在室日は、10/2(木)、10/9(木)、10/16(木)、10/23(木)です。
以下は、眠りのためのリラックス法や、感染症の心理・社会的影響についての参考情報になります。よろしければご覧ください。
キャンパスの空も相談室も秋の気配
東京経済大学の学生相談室は、学生生活に関するさまざまな相談を受け付けています。場所は1号館2階です。相談室はゆったりした空間でお話ができます。性格のこと、授業のこと、進路のこと、サークルでの人間関係等々、どんなことでも気軽にご相談ください。相談内容の秘密はお守りします。
また、新聞やさまざまな本を置いてある、サロンという部屋もあります。一人でゆっくり過ごしたい方、特に話すことはないなぁ、という方もお待ちしています。
★ 開室時間は下記の『学生相談室の概要』にあります。
★ 電話番号は、042-328-7722です。
★ 医師在室日は、10月2日、9日、16日、23日(木曜日午後)です。
★ 学生相談室の場所は、1号館2階です。
学生生活に関するリーフレットを学生相談室前の掲示板に掲示しています(ストレスや怒りなど)。震災についてのリーフレットもあります。ご興味のある方はぜひ手にとってご覧ください。
学生相談室は、学生のための「総合窓口」です。「こんな事って誰に相談したらよいのだろう」と思ったときに、学生相談室を思い出してください。
学生相談室には、より充実したキャンパスライフを送りたいと望む学生が来室しています。友人関係、恋愛、勉強、家族や将来のことなどを相談したい人だけでなく、大学で自分の力をもっと発揮したい人も活用しています。学生相談室内に設けたサロンでは、さまざまなプログラムも実施しています。学部、学年を超えた、学生同士の交流の場としても利用できます。みなさんが自分のこれからを考えるときに、私たち専門のカウンセラーや学生相談委員がお手伝いします。気軽に訪ねてください。お待ちしています。
月~金 | 9:00~17:00 |
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土日祝 | 閉 室 |
※ただし、11:45~12:45はお昼休みです。
※長期休暇期間中も開室しています。詳しくはTKUポータルでご確認ください。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を経て、私たちのこころと身体を守るための心構えについてお伝えしたいと思います。ここでは枝廣淳子先生(大学院大学至善館教授)が提言している「コロナウイルスに負けないために大事な5つのこと」をご紹介させていただきます。