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新型コロナウイルス感染症への学生支援の対応
(2022年4月~2023年3月)

2022年12月27日

学生支援担当副学長

羽貝 正美

 

本学では正課授業の他に、入学前後の大学への適応支援から、経済支援、ICT(情報コミュニケーション技術)環境整備、学習支援、留学生支援、資格取得支援、就職支援、課外活動支援、人権・学生生活相談など、様々な学生支援を実施しております。
以下に2022年におけるコロナ禍での学生支援の対応をまとめて、ご報告いたします。なお、過去の報告は、下記の情報をご参照ください。

授業

  • 2022年度の授業は昨年度と同様、感染対策上やむを得ない科目を除き、対面授業(全授業の87%)で実施しています。
  • 第1学期の定期試験は通常どおり実施しました。追試験は新型コロナウイルス感染症の特例措置として2回実施しました。7月は感染者が拡大した時期で、1回目の追試験に155名が受験しました。1回目の追試験日に治癒していない場合や隔離(健康観察)期間が解除されず受験できなかった学生に限り、1週間後に2回目の追試験を実施しました。第2学期も同様に2回追試験を実施します。
  • ゼミ合宿は、感染防止対策を徹底するため大学が定めたルールを遵守することを条件に実施を認め、22ゼミが実施しました(12月末現在)。
  • 2023年度の授業については、「2023年度の授業方針について」を近日中に公開する予定です。

卒業式および入学式

  • 2021年度卒業式は、卒業生のみを入構対象として、2022年3月23日の午前と午後に2学部ずつに分けて実施しました。卒業式の様子はインターネットでも配信し、卒業祝賀会は中止しました。
  • 2022年度入学式と学部別オリエンテーションを、午前、午後の2回に分けて、対面で行いました。新入生のみを入構対象者としたうえで、感染拡大防止を徹底し、キャンパス内が密にならないように時間や空間を分散しました。家族等も式典を視聴できるように、インターネット配信を行いました。
  • 2022年度9月卒業式について、式典を対面で実施し、懇親会は中止としました。
  • 2022年度3月卒業式及び2023年度入学式は、式典は午前と午後に2学部ずつに分けて対面で開催予定(感染状況により変更の可能性があります)です。式典後の学位記授与、オリエンテーションは指定された会場で学部等別に分散方式で行い、卒業祝賀会は中止とし、参加できない学生、保証人等に向けて、卒業式、入学式をインターネットで配信します。
  • 卒業式・入学式共に、在校生の入構は可とし、家族の方の入構については、卒業生・入学生1名につき1名までの入構を可能とする予定で準備をしています。
  • 卒業式当日の在校生入構者については、学生団体、ゼミ等を通し、感染対策を徹底させます。入学式当日の在学生入構者は新入生歓迎実行委員会が感染対策ルールを準備しています。

新入生等の交流企画

  • 2022年度新入生向け行事として、入学前講座(2月)と上級生ファシリテーターによる交流企画(3月)をオンラインで実施しました。
  • 3月の編入学生オリエンテーション開催日に、ファシリテーター学生による学生交流イベントを行いました。編入学生の交流イベントについては、6月、11月にも継続して実施しました。
  • 新入生をはじめとする全学年対象の「地域別学生交流会」が父母の会主催で計5回(内1回は留学生対象)、オンライン開催されました。上級生がファシリテーターを務め、各種のゲームを通じて初対面同士の学生も盛り上がり、笑顔の絶えない60分でした。
  • 2023年3月には、2023年度入学者対象の交流会「ウェルカム・パーティ」を対面形式で企画しており、その開催に向けて「ファシリテーター研修会」を実施しています。イベントに参加した新入生が友人を作り、大学生活に期待を寄せてもらえるように、準備をすすめています。

経済支援

  • コロナ禍を起因とする場合も含め、家計急変による学生緊急経済支援制度があります。また、学費納入に関しては、学費延納制度があります。
  • 2022年10月、大学と東京武蔵国分寺ロータリークラブが共同で、困窮学生支援のための「フードバンク」事業を行いました。大学生協からの協力も得て200名へ食料品詰め合わせを渡しました。
  • 経済的に困窮している学生の支援の一環として、大学食堂で利用できる「東経大×JASSO食の支援ミールクーポン」を358名へ配布しました。
  • 2022年12月、大学の所在する国分寺市より学生に対する食糧支援として、姉妹都市・友好都市のお米3,000袋を提供いただき、配布会を行いました。
  • 大学では2022年9月から、大学生協が提供する大学食堂の全メニューならびにお弁当に対し、大学が補助を行い、利用者は提供価格の30%引きの価格で利用できます。新型コロナウイルスや戦争における世界経済の変動による原油をはじめ価格高騰にあえぐ社会情勢の中、様々な品目において値上げが行われ、学生の生活に直接かかわる生活用品や食材、外食産業等の値上げも多数見受けられます。その煽りを多大に受け経済的に困窮する学生も多く、生命活動に欠かせない「食」に関しても費用を削減し生活を切り詰める傾向にあります。
    そこで、安価な大学食堂の利用を可能とし、学生の「食」に対して直接的な経済的支援を行い心身の健康を保ち生活の質の向上につなげることで、健全な学生生活を送ることができると考え本制度を整えました。

図書館

  • 非来館型サービスを充実させています。
  • 図書館利用ガイダンス動画を、図書館ホームページに掲載しています。
    「東京経済大学図書館WEBツアー」、「はじめて図書館を利用する前に」、「OPACの使い方<基礎編>」、「図書館に本を探しに行こう(OPACの使い方実践編)」、「My Libraryの使い方」、「学外からのデータベースへのアクセス(VPN接続)」、「データベース<概要編>」、「新聞記事の調べ方「雑誌を探す」、「雑誌記事・論文を探す」、「電子ブックの使い方」など。
  • データベース利用動画を、図書館ホームページに掲載しています。
    新聞記事、雑誌記事、マーケットデータ、英米法、事典・辞書データベース
  • 教員による「レポートの書き方」、「きちんとしたメールの書き方」、「プレゼンの仕方、聴き方」講座の動画を、図書館ホームページに掲載しています。
  • 電子ブックを充実させています(和書:約3,000冊、洋書:約3,700冊)。
  • データベース講習会「業界・企業の研究の方法」をキャリアセンターとのコラボでオンライン配信しました。
  • 図書館長、教員がコーディネータとなり、オンライン読書茶話会を行っています。
  • 図書館ポータルから、オンラインレファレンスサービスを受け付けています。
  • 図書の郵送貸出サービスを行っています。

ICT環境の整備(情報システム課)

学習センター

  • 学習センターの自習スペースの座席数を半分に減らし、アクリル板を設置しています。室内にはアルコール消毒液、除菌水を設置、窓口カウンターにはビニールカーテンを設置するなどの感染対策を行っています。
  • 貸し出し用図書は返却ボックスを設けて感染対策をしています。
  • 学習相談は、学生の希望により対面とオンライン(Zoom利用)を併用して行っています。
  • ランチタイム講座は、①学習センター講座スペースで対面実施 ②昼食がとれる教室での配信 ③オンライン配信(Zoom利用)、④1週間後に録画版をポータル配信(学期末まで視聴可能)の4つの方法で実施し、時間、場所を問わず、繰り返し学べるようにしています。
  • 夏季休暇期間中に英語学習アドバイザーによる対面・オンライン(Zoom利用)「TOEIC®英単語&英会話ミニレッスン&フリー相談学習相談」を複数回開催しました。
  • 夏季授業休止期間中に「SPIに入る前の学びなおし基礎算数・数学講座SPI集中対策講座5回シリーズ」をオンライン(Zoom利用)で開催しました。
  • 春季授業休止期間中に「SPI集中対策講座5回シリーズ」をオンライン(Zoom利用)で開催予定です。
  • オンライン授業でのストレス解消に役立つ講座として、「こころとからだのリラックス&リフレッシュ法」、「アートセラピー体験会」を開催しました。
  • 学生のゼミ選択の参考になるように、ゼミナール連合会と協力し、学習センターランチタイム講座として「〇〇ゼミってどんなゼミ?」を4回開催しました。対面・オンライン(Zoom利用)(学習センターサポーター学生による企画)。
  • 就活応援講座として、夕方、「女子学生向けメイクセミナー」対面・オンライン(Zoom利用)、「男子学生向け身だしなみセミナー」オンライン(Zoom利用)を開催しました。
  • 聴覚障がい学生の学修支援として、音声認識アプリを使用できる教室内の環境整備と備品の貸し出しを行いました。また、自習利用のため学習センターの環境整備を行いました。
  • 「学習センター使い方紹介動画」、「英語学習アドバイザー紹介動画」をTKUポータル等で配信しました。
  • 入学前教育の一環として「大学入学前講座」をオンライン(Zoom利用)で学部ごとに2日程7講座を開催予定です(2023年2月)。

キャリア・サポートコース(CSC:資格取得支援)

  • CSC講座は原則として対面形式で実施したため、密を避けるための教室配当を考慮しました。
  • 4月の「CSC講座オリエンテーション」は、動画配信形式で実施しました。
  • 2020年度、対面講座の代替として特別価格で案内した「宅建Web講座」について、2021・2022年度も同様の価格で案内しました(対面の学内講座も開講)。

課外活動

  • 学生のサークル等の課外活動については、2020年8月以降、感染対策に関する審査を受け承認された団体から活動を再開しています。
  • 公式試合など学内・学外での活動についても、事前に申請し許可を得ることを条件として活動しています。2022年8月から、ゼミ及び課外活動の合宿についても一定のルールにより実施が可能となりました。
  • 2022年4月以降、3年ぶりとなる対面でのサークル勧誘活動、文化会団体による「文化の花道」を行いました。10月には葵祭実行委員会主催の「第123回葵祭~葵想天外~」を入構予約制で対面開催しました。

就職支援

  • 個別相談は、予約の際に学生がWEBか対面のいずれか希望する形式を選ぶことができます。
  • 各種就職支援行事は、オンラインと対面を併用しながら、年間を通じ数多くの支援を実施しています。

国際交流

  • 2022年4月に1年生対象に対面でオリエンテーションを行いました。2年生~4年生については、従来の授業料減免、TKU奨学金資料の配付に合わせて個別相談を行いました。
  • 2022年6月17日に、2年生~4年生対象にZoomで懇談会を行いました。
  • 学部留学生と日本人学生がペアになって、授業や日本語学習に関するアドバイスを行う学習チューター制度があり、現在8組のペアで活動しています。
  • 春季休暇中及び夏季休暇中にオンラインで海外語学研修に参加した場合の補助金申請について案内しました。
  • 夏季休暇中の2022年9月6日、9月13日にコトパティオで「1日英語研修」を実施し、合計18名が参加しました。
  • 国際交流委員長が全行程引率の下で、イギリス・チチェスターでの夏季語学研修を3年ぶりに実施し、14名が参加しました。
  • 2022年12月16日~17日に学生主体の第2回マルチカルチュラル・フェスティバルを開催し、16日は海外ゲスト2名との「多文化共生対談会」をオンラインで実施しました。17日は感染対策を徹底し、対面及びオンライン併用で「英語プレゼンテーションコンテスト」や多摩アカデミックコンソーシアム加盟大学の学生団体による多文化色濃い音楽パフォーマンス等を行いました。

学生相談室

  • 対面相談を基本としながら電話相談も併用し、利用学生の個別の状況に配慮した相談活動を実施しています。
  • 面接室に空気殺菌機を設置しました。
  • 利用案内を電子化し、学生相談室の紹介動画を作成・公開することで、学生相談室の利用方法について周知を図っています。
  • フリースペース「サロン」の座席数を減らし、換気をよくすることで、感染症拡大防止に配慮した利用を促しています。
  • 学生相談委員会が企画する講義、総合教育ワークショップ(青年心理)にて自己理解とコミュニケーションについて、体験的に学ぶ機会を設けました。
  • 対面交流する機会の少なくなった学生間および学生・職員間の相互交流を促す「出会いの会」「茶話会」「学生相談わーくしょっぷ」を対面で開催しました。
  • 各学部の実施する春と秋の学習相談会と連携して、修学以外の多様な相談にも対応した支援を実施しました。
  • 学習センターランチタイム講座にて、「こころとからだのリラックス&リフレッシュ法」「アートセラピー体験会」講座を開講、講座動画を後日オンデマンドで配信しました。
  • 図書館に学生相談室カウンセラーの紹介図書コーナーを設置しました。

人権相談室

  • 相談は日程調整を行うため、申し込みはwebフォームからも利用できます。相談は、対面と電話が可能です。事案の緊急性や内容に応じて対応しています。
  • 遠隔授業等の場で起きているハラスメント相談にも随時応じています。
  • 就活セクハラ等も(遠隔での面接試験も含む)問題視されているため、学生から話が出た場合には人権相談室をご案内ください。
  • 学生対象講座に関しては、ハイブリット開催として、期間限定でアーカイブで視聴できるようにしています。

新型コロナウイルス感染予防対策(学内施設)

2各建物入口にアルコール消毒液を設置、その後対面授業拡大に伴い、各教室に設置しました。

  • 入構を正門に限定し、学生厚生会館内の検温所の通過を義務付け、入構記録および、体温、マスクのチェックをしています。その後、対面授業拡大に伴い、大人数の通過に備え入構記録を廃止しサーマルカメラ(非接触型検温器)の増設をしました。さらに東北門からの入構を許可し、6号館にも検温所を設置しました。また、無人の南門は常時閉鎖しています。
  • 村山校舎にサーマルカメラを設置しました。国分寺からのスクールバス乗車時の検温を行っています。
  • 事務室の各窓口には飛沫感染防止用のアクリルボードを取り付けました。
  • 学内のラウンジ等、休憩スペースは什器を間引き、アクリルボードを設置しました。
  • 各教室の教卓にはアクリルボードを設置し、座席への飛沫飛散を防止しました。
  • PCL教室では、各座席にアクリルボードを設置しました。
  • 換気を強化するため、食堂および低層階の教室に網戸を設置しました。
  • 各教室の定員をソーシャルディスタンス確保のため、1/2としました。そのうえで、厚生労働省の推奨する、ビル管理法(建築物における衛生的環境の確保に関する法律)における「空気環境の調整に関する基準の必要換気量(一人あたり毎時30㎥)」を満たすために、換気能力が不足する9教室について換気扇増強工事を行いました。
  • 換気とマスクの常時着用を呼びかける学内放送を授業期間中は毎昼休みに行いました。
  • 学生食堂用に空間除菌機を購入しました(今秋稼働予定)。また、二酸化炭素濃度表示器を設置しました。
  • トイレの扉を接触防止のため常時開放し、衝立を設置しました。またハンドドライヤーの使用を中止しています。
  • 2022年4月、新型コロナウイルス感染者、濃厚接触者と診断された学生はウェブサイトからのウェブ報告フォーム登録を行うことにより、医務室への相談や授業欠席連絡がスムーズに行えるようになりました。
  • 2022年6月には、東京都がワクチン接種促進のために派遣する「ワクチンバス(移動式接種会場)」を活用し、国分寺キャンパスで第3回ワクチン接種対象者に向けて接種会を実施しました。

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